□月 ●日 No4609 全部有機物
よく人間でありながら、その姿かたちがいびつなフリークスたちを妖怪と考える
向きがありますが実際は違うって話。
妖怪の特徴としてその異常なまでの端正な顔立ちがあります。
とにかく整いすぎているのです。ほとんど左右対称って感じです。
まるで人形のようと言われることもあります。 たとえば利き腕や仕事による筋力の
不均等、噛むときの癖による不均等など色々な要因が本来は存在しますが
それが全くない場合 徹底的に均整がとれるようになります。
なので、よりリアルな擬態には左右非対称が重要ということになるのですが
これがなかなか難しいんだそうな。
なぜなら擬態するときにも情報量が結構重いので、どうしても左右コピペする
というにわかに信じがたいアホな事態が起こるそうで。
また妖怪かどうかを見分ける容易な手段として、歯に着目する人もいるらしい。
歯は見えにくいのと均整がとれていると良いとされるため、あまり重要視
されないんだとか、だから人間に偽装していても真っ先に歯医者が気付くんだそう。
そこで元の人間に合わせた擬態もあるのだそうだけど歯とかは結構ザルで
特に治療跡とかはわからないんだとか。 また金歯差し歯など構造物が入っていても
アウトというのだから難儀なことです。