□月 ●日 No4726
幻想郷では弾幕戦になって、宴会になって大団円パターンになることがほとんどな
異変でありますが、幻想郷と顕界が未分化なときはそれはそれはシャレにならない
大災害で、しかも長期間続いたものです。
ここでいう大災害というのは飢饉だったり、超冷害だったりとかなりクソ度が
高いものでこんなもんどう復旧するんだってレベルでしたからそりゃ時の支配層が
色々な手段をつかって妖怪変化をどうにかしようと必死になるのは至極当然の
ことだったのです。
妖怪たちはそんな支配層の足元を見まして結構稼ぎました。
近代化のおり、妖怪変化には一つの変化が起こりました。
金を持っている妖怪と、金を持っていない妖怪が現れたのです。
金を持っている妖怪たちは金を持っていない妖怪の扱いに苦慮するように
なりました。
ここで彼らは気付いたのです。一般的な妖怪は人間だけでなく妖怪たちにも
損害を与える存在だったことに。
ここからは早かったわけです。
金を持つ妖怪たちは人間たちと協力し、大暴れする妖怪たちに対抗する措置を
編み出すようになりました。それを人間たちは近代化と称しあがめました。
すべては人間と妖怪がタッグを組んで生まれた結果だったのです。