□月 ●日  No4727

 博麗大結界の維持には莫大な費用が掛かります。
 それこそ国家予算級のコストがかかります。もちろんメリットもあります。
 妖怪の隔離は社会的コストの削減に役立つためです。
 例を挙げましょう。 ある狸型妖怪はお金を偽造することが可能です。
 葉っぱをお金にする妖怪はとくに有名です。 
 
 当時の人間はどう対応したのか
 重い貨幣で対抗したのです。
 葉っぱの外見を変更するのは容易ですが、質量を変更するのは
 容易ではありません。また水を利用した比重計算も有効です。
 葉っぱを偽装した場合比重計算に耐えられません。

 紙幣が発達したのはこうした通貨偽造を行う妖怪変化が
 隔離または偽造するのではなく通貨を発行する側に回ったことにあります。
 こうした、お金に関する部分だけでも幻想世界を隔離する意味があります。
 狸はまだ協力的だからよいでしょうが、他の妖怪はそうはいかないためです。

 妖怪変化は経済を回す存在であることを
 理解したうえで抵抗する必要があるでしょう。
 まあ稀に独裁者が妖怪変化と戦い続けた結果
 国が困窮するって展開がありますが、それもなもありなんというしかないです。