■月 ●日  No4819

 妖怪の世界にも英国面に堕ちて紅茶をキメた輩が存在する。
 というか、結構派手に行動していて、みんな頭が痛くなっている。
 ただ、彼らは英国で失われた数々の美味しい料理を保存している。
 こいつを開放するだけで多分英国の食事に関するイメージは
 変わるのではないかと思えるほどには少しマシだ。

 英国面に堕ちた妖怪というのは、割と顕界に住んでいるというか
 ほとんど幻想世界に住んでいない。
 彼らに言わせれば生活できる空間は多く、なんだかんだ言って
 活動可能な場所には困っていないのだという。
 
 産業革命に至っても連中はほぼ冷静だったらしい。
 産業革命だからと言って怪異は無くならなかったし、
 寧ろ彼らの活動は補強されてしまった。
 そうこうしている間に戦争になって、
 彼らのボーナスステージになってしまった。
 
 現代において英国面に住んでいる妖怪たちは英国紳士として
 マーマイトをたしなみながら生活している。
 問題はこいつらが英国面に堕ちた兵器を作りまくることだ。
 さらに問題は英国面に堕ちるのはあっちのスペルカードである。
 
 まああれだ。浪漫といえば聞こえはいいってやつである。