□月 ●日  No2611 結局どつきあい


 幻想郷に思想流入はどうなのかって話が出たんですけどね。
 なんか有耶無耶のうちにひどい終わり方をしたので軽く取り上げてみる。
 幻想郷というのはメディアの問題のせいかもしれないが、近代思想とあまり相容れない構造になっているようである。
 クソ狸の話でも反共の問題っていうのが結構色々あって裏でも何か動きをしていたというのだが、
 政権をとったあとの展開がほとんど考えていなくて閉口しているのだという。


 幻想郷で思想戦争が起こるのかとおもいきや、結局それぞれの立場を説明したあとでどつきあいになってしまったのが
なんともダメすぎる。しかも知略で何とかしそうな奴がどつきあいを始めている始末である。
 もちろん彼らには彼らの言い分がある。幻想郷で民意を獲得して政権をとっても将来的にはやっぱり示威行為が
必要だというものだ。特に力でどうこうっていう妖怪が未だ多い(と本人は思っている)以上は、博麗の巫女を
どついて力の違いを見せておきたいという意図が働いているのだと思う。


 この件は結局仮面妖怪の存在で色々と有耶無耶になったわけだが、政権をとることも希望の面だと
 思うのだが、どうだろうか、もちろんお面同様に後ろは張り子って落ちが待っていそうで困る。


 幻想郷にアカが流入したときはそれはひどかった。弾幕でいともあっさり一蹴された。
第一、ストを起こすにもストを起こせる会社がうちの会社くらいなもので、しかもそこを止めたら
幻想郷は色々困るし、第一社員一同あまり困っていなかったから、ただの思想的ムーブメントで終わってしまった。
 革命を起こそうにも革命を起こす先がろくに見当たらないのだから仕方ない。
 結局革命ネタは妖精たちに消費されて骨抜きにされてしまった。


 そういう意味では幻想郷は割と平和だ。
 そこの君、学がないから平和なんだと言ってはいけない
 むしろ逆で、人間の歴史を見ているから過去の失敗例と重なってしまうという。
 妖怪たちに言わせれば、再発明ネタが多いって話です。
 なーむー