■月 ●日  No5084

 八雲商事法務部
 それは、ある意味隙間妖怪よりも発言力がでかい集団である。
 彼らが強い理由は、明らかである。
 彼らを否定すると妖怪たちは意味消失する可能性が高いからだ。
 つまり彼らは契約をつかさどるスタッフであり、彼らに逆らうことは
 契約を吹き飛ばすことにもつながりかねないのである。
 妖怪変化にとってはかなり危険な行為であることは間違いない。

 まあ実際、法務部でどうにかできない奴を処理するのが
 博麗の巫女と言う暴力装置であることは間違いないんだけどな。

 閑話休題
 
 彼らがもっとも戦闘能力を発揮するのは、契約に縛られやすい
 高能力妖怪たちである。ほぼチートであり、真面目に戦ったら
 勝てないやつら。
 
 私はある相手とはじめて対峙するときに彼らの力を借りた。
 それはあのヴァンパイアの主人である。
 法務部の連中は単に法律に詳しいだけでなく、昔の法律などでは
 OKでも今はアウトである法に詳しいのだ。
 実際には彼らが出張るわけでなく、通話しながら対応してもらったのだが
 おかげで紅魔館の連中は我々のいいお客様だ。

 妹様を除く。