■月 ●日 No5183
霊能局にいるあの塗り壁ですが、ボブカットのスレンダー体型で
めっちゃ人気あります。特に同業への人気が凄いです。
なんどか一緒に仕事をしたのですが、やっぱりお役所仕事人ってことで
とても有能です。というか彼女の能力はあまりおくびに出しません。
最初見たときはどこかの官僚だと思っていました。
事実彼女は霊能局配備前は某庁勤務だったようです。
結構可愛がられていたとかなんとか。
彼女の能力はほとんど見られません。
彼女の本来の仕事は建築系なので、施設の設計とか
そっち方面です。そりゃですね、幻想郷への移動ポータルは
普通に建築物なので、法律の影響を受けます。確認申請なども
必要であり、設計図書などの書類作成や、耐震耐風圧力などの計算書まで
ついています。
彼女曰く、かなり楽になったと言います。BIMの影響かと思っていましたが
実際には違うようです。一番大きいのは岡崎先生が開発した小型化した
ポータルなのです。これで重量や組み込む意匠系などがとても
シンプルになったんだとか。
岡崎先生とも交流があるんだとか、聞いたら同じ大学出身者だったそうです。
生存圏研究所っていうんですね。秘封倶楽部の存在は知っていたんですが
自分の研究のほうが楽しいからと自分のラボに籠っていたとかなんとか。
まあ、だれも妖怪変化とは思わないでしょうね。
いや、霊能局にもこういうまともなひとがいたんだなあって。