■月 ●日 No5432
八雲商事の棚卸はわりとエキサイティングである。
まず結界除去用のビーコンを設置するところから始める。
目視による実査棚卸はとてもリスクの伴う行為だ。気を付けないと
実は葉っぱに偽装しているって流れが起こる。
そんなわけで、専用のビーコンを設置し、キルリアン振動を行うと
葉っぱなどに偽装したやばげなやつが元に戻る。
出てきたらロス処理をすると同時に術者を特定する班と
引き続き棚卸をする班に分かれるのだ。
昔はバーコードなどのコピーがガバガバだったので
キルリアン振動なんて面倒なことをしなくても簡単に発覚したのだが
敵もさるものである。
ばれるんだけどね。
そんなわけで実査棚卸と通報が同時におこなれるわけです。
んでやってくる警察というか霊能局の連中。
んで捕まる妖怪変化の図。今回は荷物に偽装して安全を確保してから
逃げる算段だったんだろうが、キルリアン振動している間に
レジストしようとすりゃばれますって。