■月 ●日  No5506

 現代における妖怪変化は極力合法的にテクノロジを使用する。それこそが
 顕界に溶け込むためのコツである。合法的ってのがみそで、きちんと勉強して
 運転免許証とかを取得したり、電波法を勉強して飛行許可をとったり
 最近はドローンの免許を取得するなどである。ちなみに妖怪変化の飛行についても
 ドローンの免許が準用となり、わりとやりやすくなったらしい。

 これもロビー活動のたまものだとかなんとか。昔は飛行のためにセスナの免許を
 取得していたので隔世の感だ。こんなだから、博麗の巫女の候補は一部の
 例外を除いて施設で飛行訓練をするのが通例だ。
 ちなみにバレーボールコートを使用するのがだいたいのパターンである。
 高さがちょうどよく風の影響も受けにくい。
 外で飛行する場合は私有地で許可を取って行う。これやらないと大変なことになる。
 まれに飛行機が飛んできて事故るなんてことが起きかねない。ここまで低空飛行する
 人はあまりいないが。

 んで飛行訓練と言えばスキー場の初心者コースもよくつかわれる。
 超低空飛行で、雪の上を滑らないスノーボードである。いったい何を言ってるのか
 わかないだろうが、そんな感じ。
 いざとなってもブレーキが掛けやすいというのが理由であり、はたから見たら
 スキーやスノーボードの練習にしか見えないからよくつかわれる。
 実際のところ幻想郷は豪雪地帯なのでそれを踏まえた訓練なのだ。

 まあ参加者ほとんど全員レジャー感覚だけどな。