■月 ●日 No5536
紅魔館の図書室って結構金掛かってます。蔵書の維持をするために
いろいろ手がかかっております。空気調和設備とかもありまして
紅魔館に先行でエアコンが設置された理由となっております。
ここで気を付けないといけないのは紅魔館に設置されているエアコンは
世間一般のエアコンではなく施設用空気調和設備であり、空気の循環も
可能に作られている点です。というかそれをしないと書物が劣化します。
書物が劣化しますと、最悪書物が自然発火するとか普通にあります。
いわゆる積層魔導書と言われる内容が数個のレイヤーで積層されている
魔導書では紙類の劣化で積層同士が短絡してそのまま崩壊します。
作った本人は機密保持のために有利だと思って残している分始末が悪いです。
まあ本が盗まれたら自動的に消滅したほうがいいし、破損した本が
残り続けて事故でも起こったらかなわんし、火災の原因になるというなら
危なくてわかる奴はそもそも盗まないまたはそれなりの扱いで保存して
くれそうとまあ、合理的な理由が後付けされた結果、このような状態
なんだとか。現代ではこうした積層魔術はスペルカードになってる。
スペルカードは積層数16~32くらいだが、こちらで使っている
疑似スペルカードは積層数が512くらいある。疑似のほうがおおいやんけ
って思ったそこのあなた。これオーバーヘッドが多いって意味だということと
事故防止で強制的に正規化されているからこうなっているだけだ。
もうお分かりかと思うが霧雨のご息女が盗んだ本が返ってこない理由の
5割くらいは自動的に消滅しているからである。バックアップ取る
しかないな。