■月 ●日 No5700
ふつーの人間がカミに愛されてしまうと長生きしないっていうのは
わりと有名な話や。実際は病気になるとか、なんかもっていかれるとか色々あるけどな。
今回はその話でマサカド様について書いておくわ。言っちまえば彼は守り神や。
一部では祟カミ扱いされとるがあれは確かに言われても仕方ないわ。
だってな、いまだに彼は戦い続けているんや。困ったカミというか実態は妖怪変化の類や。
そりゃ関係者皆おもろないからな。彼を悪く言う奴がいるんやが、人間にとっては
確実に味方や。光の巨人って言ったほうがいいかもしれんで。
扱い的にはそういうことなんや。
ただカミが人間を殺すっていうのはちょっと異論があるで。
これなだいたいの場合きちんと知識があれば死ぬことはないんや。
だいたい知識がないから事故るんや。能力が部分的に拡張されても
肉体的強さはニンゲンと同じ以上、たとえば5mジャンプできたとして、
着陸したときはニンゲンのままなら普通に死ぬで。
マサカド様はだいたいの場合それらカミが与える異能を断ち切ってくれるんや。
余計な異能は結局本人を苦しめるだけや。たまにちょっと違うパターンで
スポーツとかに発揮されることもあるんやが、そのあと病気で死ぬのも
早かったりするから、その辺考えたほうがいいで。
そんなわけだからなお互い悪気がないってことを強く言っておきたいって話や。
ちなみに強い細胞を求めた結果、スーパーウルトラデラックス癌細胞ができたって
話もあるで。