■月 ●日  No5868

 最近は顕界の技術書が幻想郷に流れることはよくあります。
 というか数学関連とかは再発見があったり、理論物理学の世界だと
 同じ法則をそれぞれ発見することがわりと普通にあります。

 なにしろ妖怪連中は時間ばかりあるので、だいたい同じような結論になるようです。
 ここに月面人由来の知識があるので、知識レベルは決して低くないことが
 多いです。強いていうなら違いは計算機即ちコンピューターってことなんですが
 コンピューターでも自分で理論を構成するのはやっぱり限界があります。

 そんなわけで、鬼たちが建築関連の論文を集めまくったりしているのは
 当然の流れです。特に顕界の建築物構造には興味津々で
 しかもエンジニア同士の会話になるので、外見の美しさと相まって
 技術者のみなさん、滅茶苦茶しゃべります。
 それだけで時間が滅茶苦茶消えます。

 しかし鬼娘たち自分の名刺を大量にばらまいたせいで
 資料がやたら着まくっています。これどうするんだよ。