■月 ●日 No6004
先日のこと、妖怪が起こしたとされる犯罪捜査に霊能局の小兎姫と打ち合わせをしました。
どうもそいつが幻想郷に逃れようとするから引き渡してほしいとのこと。
なぜ引き渡すのかって?そりゃあーた、そっちの方が安全だからだよ。
可能な限り幻想郷の住民よりも早くこの妖怪もどきを確保したほうがいいわけよ。
なんでか知らんけどね、幻想郷に行けば妖怪は安全だと思う奴は正直素人だと思うよ。
顕界にいたほうがずっと安全だよ。インフラだってあるしね。
問題はですね、幻想郷に行くと妖怪としての属性が変わってしまうってことなんだよ。
特にですね、自分の姿をアイデンティティにしている奴にはかなりきつい。
というわけでですね、こちとら鏡を用意して軽く捜索していたんですが
まあ自分のセーフハウスでレトルトカレー食ってる妖怪に出くわしました。
そんでもってね、やっぱりというか予想通り、思いっきりTSかましているの。
襲おうとしてくるんだけどね、こっちだってね、一応素人じゃないんで
姿が変わって、下手すると妖怪としての出力まで変わっている奴を正常に制圧するのは
比較的容易なんですよ。本人は何で力が出ないんだと言ってますが、
声が女性の声になってることに気づきましてね。鏡を見せたらそりゃもう美少女ですよ。
えっエロ同人みたいにならないのかって?だってこいつ、かなりやばいよ。
顕界に送ってきちんと裁いてもらったほうがいいよ。本当に同人みたいになるからねマジで。