■月 ●日  No6047

 幻想郷住民たちは稲刈りの季節ってこともあってかなりあわただしい動きをしています。
 魔術でまとめて刈ってしまうかと思いきや魔術を使うのは寧ろ脱穀作業のようです。
 作業負荷が大きいものに魔術を使うのが標準と言えます。
 なぜ稲刈りに魔術を使わないかって、そりゃあーた地面に落ちるからです。

 地面に落とさないで脱穀までの乾燥プロセスである稲架掛けしないとダメなわけですよ。
 このように複雑な挙動は魔術ではかなり難しい。
 朝倉さんくらいの術者なら可能だろうけど彼女なら「効率悪いから嫌」で終わらせそうだ。
 だから稲刈りは手動 脱穀だけ魔術を使うって流れになるそうな。
 まあ魔術って結局のところ機械作業か魔法作業かの違いでしかないのです。
 やってることは全く同じ、寧ろ魔術アルゴリズムは現代では顕界からの技術導入で
 行うことが多いんです。
 
 朝倉さんだって、最新魔術を開発するときはやっぱり専門のメーカーを呼んで
 勉強していますね。そういえば専門メーカーの男性から食事に誘われて
 舞い上がっていましたがそれはそれってことで。