■月 ●日  No6184

 幻想郷で色々厄介なのが相続でありまして、だいたいは長男が総取りとなっております。
 こうしないと確実に耕地が細かくなってしまうためです。
 長男が鬼籍に入るとその息子か、いない場合は兄弟を呼び寄せることになるでしょう。
 多くの場合、人間の里にいるのは農村の次男坊が多く、妖怪退治の担い手は
 そういう人ばかりになりがちです。

 博麗の巫女の活躍もあり、ほとんど消耗品扱いに近い幻想郷住民も
 死亡率が低下しており、人口増加が無視できない状態になりつつあります。
 そこで幻想郷から顕界に人間を送り込むことは可能かどうかという
 逆出稼ぎも検討されているのですが、幻想郷と顕界の文化ギャップが
 想像以上のレベルに達してしまいうまくいかないのが実情だと思います。

 人口が増えますと森林伐採が増えてしまってはげ山が増える事象があるため
 外部からのエネルギー確保が急務となっています。
 もちろん魔力などの別途エネルギーも利用することで破綻は最小限になっていると
 言えるでしょう。

 このように幻想郷もいろいろと難しいことになっているってことは理解する必要があります。