2007-06-29から1日間の記事一覧

☆月 ◇日  No 142 精神の死から身を守るための回答例

長命問題はなにも妖怪だけのものではない。 もっと厄介なのは魔法使いが長命により思考の行き詰まりが起こって人格が破綻するケースである。 何しろ元が人間であるので、こうなった場合は妖怪よりも性質の悪い存在となりえる。 ノーレッジ氏は日ごろから変化…

◎月 ★日  No 141 老紳士の遺言

中有の道で気をつけないといけないのは 知り合いに会うリスクがあることである。 幻想郷の存在は秘密であるが、中有の道は引き返すことも不可能ではないので、 うっかり口を滑らせたら何が起こるかわからない。 その道で会った人物は長身の好々爺であった。 …

◎月 ☆日  No 140 防衛を履き違えない

人間を守るというのは力で守ることを言うのではない。それは本人の思い上がりである。 永夜事件でその功績を認められた上白沢だが、ボスからはお灸を据えられていたらしいことがわかった。 新しい結界を作るための打ち合わせに先に到着してしまって暇を持て…

◎月 ■日  No 139 恐れるべきは精神の死

幻想郷とは常に死と隣り合わせである。 これは危険度を指すのではなく身近に死に関係することが転がっているという意味である。 死を理解すること。 それは人格形成に大きな意味を持つ。 死が自分にも降りかかり不可避なものとわかった時、人間は死に対する…

◎月 □日  No 138 中有の道で仕事

中有の道 人が死んだあとに最初に通る道である。 と言っても、厳かな雰囲気も暗い雰囲気も殆どない。 あるのは屋台と人々の喧騒である。 うちの会社もここでいい商売をさせてもらっている。 ここで商売する人たちは我々の会社から仕入れを行っているからだ。…