□月 ●日  No1192 風邪大流行


会社で風邪が流行っている。 
子持ちのコロンボと呼ばれている同僚が、子供がインフルエンザにかかったので
病院に連れて行きたいと言って午前中休みを取っていた。
当然彼も二次感染している可能性が高いため、幻想郷に入ることができない状態になっている。
ヤマメ女史に調べて貰うこともできるが彼女もまたオーバーワーク気味で
ドリンク剤を飲みながらぐったりしている有様である。 
これでは容易に手伝ってと言うのは難しい。


幻想郷でも風邪が流行っている。いくらうちで対策をとっていても限界はある。
顕界から風邪の感冒薬を大量納入して急場を凌ぐ予定だ。
インフルエンザ対抗の薬も結構な数納入する。 こうなると幻想入りかなんて
気にしていられない。


実はこれカミ様サミットでの帰省組が原因ではないかという話が出ている。
カミ様だから彼らは風邪のウイルスにはやられないと思っているようだが
大間違いだ。 彼らは風邪の菌をよくばらまくらしい。
おまけに彼らは発病しないから保菌者であることすらわからず
一般病院で菌をばらまきまくっている。
道理でこの時期病気が流行っているわけだ。


薬屋は大繁盛かと思いきや、薬屋も風邪で倒れたらしい。
結構重篤になってしまったのでうちの会社の内科医さんを読んで治療に当てさせた。
阿礼乙女が過去の記憶を総動員して民間療法をやっている。
どこまで効果があるかわからないが、妖怪相手なら謂われの力で少しは効果があるはずだ。


命蓮寺も風邪が流行りだしており、大師様も咳をしている。
小兎姫の話では、命蓮寺の復活組は一週間をおいて色々と予防接種を受けさせているのだという。
最初は抵抗されて大変だったらしい。
現状で風邪を引かないで済んでいるのは、博麗の巫女、妖精軍団、例の神社の連中
紅魔館もメイド長を爆心地に流行りだしている。


特別な妖怪をのぞいて、風邪を引かない人々の共通点を洗い出したが
禄でもない結論が出たので考えるのをやめた。