誰が言い出したか知らないが幻想郷で肝試しをやろうという頭の悪い計画が発動。
こういうものは冬場にやるものではないのだが、普段夏場では見られない
幽霊などの類が見られるという。
正直な話やめた方が無難だと思いつつも、うちの社員と命蓮寺連中が何故か参戦して
肝試しとなった。 目指すは幻想入りしたと言われる謎の建造物である。
人魂が炎を出しながらぷかぷか浮いているのだが、寒さのせいかなんとも
頼りない炎を出していてどうにもこうにもコメントしづらい。
ムラサ船長が、冬だと幽霊も誰も来ないのを知っていてあまり自分を演出しないのだという。
あのおどろおどろしい炎は驚かせるための演出なのだそうだ。
ここにいる幽霊達もよく分からない。
幽霊の中にはこちらを巻き込もうとする奴も居る。よく言う引っ張られるという奴だ。
意外と知られていないが相手を拒否するとよく起こる。
フレンドリーになっているとあちらもこちらの立場を理解しているので引っ張られる
可能性が低い。
恨みなどで自殺した系の幽霊の場合は、最悪退治しないといけないらしい。
この場合、幽霊本体よりも本体が出すエネルギーに呼び寄せられた卑妖と呼ばれる
代物の方が始末が悪い。 こいつをあらかた退治すると本体が改心する場合も多々ある。
まあ、確かに自分の考えで変な妖怪が集まってきたら自分が妖怪なのではないかと
錯覚することもあるだろう。
洋館に到着。幽霊だらけで肝試しにはもってこいと思ったが、ちっとやそっとの
ポルターガイストでは驚かない我々に相手の方の心が折れるのまではそう長くなかった。
まさにガン無視である。
相手が物を色々動かして気が済んだところでお悩み相談会に移行。
大師様が完全に某テレビ番組に出てくるおっさんの行動そのものである。
帰りはお土産を貰ってまた遊びに来て下さいと言われて終了。
ところで今日の目的ってなんだったんだっけ。