□月 ●日  No1618 ルーコト不要なアップデート


岡崎がルーコトにアップデートを加えたということで見に行ってみる。
特に運動廻りの機能が増えたらしく、到着するとルーコトが色々な踊りを踊っていた。
色々な意味で怪しすぎる。
多人数でやればもっと面白いと言うことでデモンストレーションを見るが
最初に連想したのはインド映画だったことは言うまでもない。


そのほかの機能と言うことで色々なものを見せて貰ったがどんどんおかしな方向へと展開している。
人間?どうしを合体させて球状にするモードは一体何が目的なのかよく分からない。
応用すれば人型蛇型自由自在だというので一体何でこんなことをするのかと尋ねると
幻想郷ではハッタリが重要だと言われた。 間違ってないが絶対なにかおかしい。


人間離れした馬鹿力も搭載された。もっとも馬鹿力を作るというのが単純ではない。
機械だから馬鹿力が出るのかというと材料が真っ先に疲労を起こして壊れてしまうのである。
生体部品の方が実は色々と融通が利くというのが現実のようだ。


ヴィヴィットはその点稼働廻りの改良もさることながら、付喪神として振る舞うことで
動作を助けているという実情もある。 量産型であるルーコトはさすがにヴィヴィットのような
付喪神を付ける儀式なんて出来ないのでその扱いが難しいらしい。


とはいえまるで組体操のように珍妙なフォーメーションを組むルーコトには色々とコメントしがたい
なにかを感じる。
更に問題としてこれをみた妖精達が真似をすることも考えられる。


大丈夫なのかと岡崎に聞いたら、妖精は自分のことだけ考えて適当に行動しているから
ここまで統制がとれませんと言われた。 言われて見ればその通りだがそれはそれで嫌な予感しかしない。