□月 ●日  No1726 利用方法が分からない代物


香霖堂から適当に雑巾をいくつか購入して自分のところのセーフハウスの掃除をしていたところ
雑巾から変な魔術が体現したり、炎が出たり冷気がでたりと酷いカオスな状態で処分に困る。
半分強くらい使えないので返品しようかと思ったが既に使った雑巾を返品するにも気が引ける状態。


別の使い道を考えるため、エレンのマジックショップで雑巾を鑑定して貰うことにした。
面倒くさがって香霖堂で買い物をしたのが悪いとはいえ高くつきすぎて泣けてくる。


結論は割と簡単に出た。なんとこれら布は妖怪が着用していた服の余り布なのだ。
おそらく生活費の足しのため売られてたのではないかのこと。
無数のパッチワークのため、魔術が本来なら発動しないはずなのに私でも発動できる状態らしい。


エレン女史に言わせればこれは所謂、幻想郷版手榴弾みたいな者だという。
便利そうだが、誰が見ても危ないだろう。


こうした問題は結構あちこちで発生する。妖怪が残した廃棄物は魔術廃棄物と呼ばれており
変な属性がついて色々処分に困る。単に焼却すれば良いのかというととてもじゃないが
そうではないことは見て明らかだ。 物によっては燃えない布などを使っており
その都度処分方法が違う。 故に隙間に突っ込む廃棄方法も有効というのが実情だ。


一時は沼などの埋め立てにそうした廃棄物を利用したことがあったが
地面が爆発のあと、隆起 沈降してひどいことになったと聞いたことがある。
結果幻想郷は埋め立てアレルギーになった。


それにしてもこの雑巾。使い道がまったくないわけでもなく、一応属性鑑定をして貰うことで
幾つかの仕様用途に分類できることが判明。
弱冷気の雑巾があったのでそれを水で濡らしてどこかにつるすと簡易クーラーになると言うことなので
早速利用したいと思う。


結果的に得した・・・といえるのか?