□月 ●日  No1782 あちらは止まりました


国の施策によってある日突然ある規格が消滅する場合
産業廃棄物が大量に幻想郷にやってくる事態が発生する。
もちろん再利用前提で利用法を色々考えてから臨むのだが到底処理しきれない。


幻想郷行きのコンテナ数個を同じ物で占拠されるとげんなりする。
幻想郷住民の大半はこれが使える物なのに勿体ないと思うだろうが
使えなくなってしまったのだから仕方ない。


一番困っているのは不法投棄に悩む無縁塚だ。
それだけ違法投棄が多いとも言える。仕方がないので産業廃棄物を突っ込むための
混載バレットを数基設置してとりあえずそこに捨てて貰うことに。
数日経過して中をみると例のもののほかに薄い本とかも大量投棄されているが
これについては見なかったことにする。


博麗神社にも不法投棄物が大量に廃棄されている。
しかし博麗の巫女はこれら投棄物の利用方法に気づいた様だ。
投棄物を破壊して中からきらきらした金属類を手に入れて大喜びしている。
破壊されたものは分別されて、博麗神社に出入りしている妖怪たちが片付けているようだ。


本人はこれはいいお賽銭と言って喜んでいるが
はっきりいって断じてお賽銭などではないと言いたい。
それにしても弾幕をつかって器用に貴金属だけを分解するのは凄いと思う。
山積みになった金属を見たクソ仙人が一体何処から取り出したのか
疑問に思いながら見ているのは面白い。


で、博麗神社のゴミはどうなっているかというと。
やっぱり産廃であり、混載コンテナで普通に処理される。
しかしコンテナは一回運ぶ毎に費用が発生するので、壊れてくれると容積が減って
費用が安く済むのである。 
しばらくは様子見でいいだろう。