□月 ●日  No1881 失敗した発明


幻想郷には色々変なモノも流れてくる。
酷いモノもたくさんやってくるので、発見次第都度破壊しないとならないとものが
結構ある。舐めると死ぬマウスパットとかがそれだ。


足の指先にエックス線を照射して骨が見えるという箱がある。
鉛のボディで、酷く重い代物だが当然使用禁止である。
なんとこれ、エックス線がが漏れるのだ。 駄目すぎる。


こんな酷い代物がしばしば幻想郷に流れてくるのでそれらをレビューするのも
意外と愉しいことである。
男性の菊門を暖めるとかいうグッズを朝倉がニヤニヤしながら持ってきたのは
参った。誰かで実験がしたくて仕方ないらしい。


香霖堂でこのアイテムを鑑定したとき、香霖はすぐに破棄しようと思ったらしい。
幻想郷にやってくるのは素晴らしいアイテムばかりではなく下世話な代物も
数多くやってくるのだ。

ロケットベルトもその一つ。これがあれば私も空が飛べるのではということで
ロケットベルトを渡されたが、もちろんこれで何とかなれば苦労はないし
滞空時間はわずか20秒という代物である。


魔術の力でそれらをブーストし、滞空時間を数倍に引き上げたモノを
朝倉が用いていたが、実のところ出力はとても低く抑えてあって
実態は自前で飛行していたという。 アホすぎる。


ココで得られる教訓とは何だろうか。
幻想郷に行くモノは幻想郷に行く理由があるって事を理解するべきことだろう。
と、いうわけで今から病院へ行ってくる。