□月 ●日  No2308 言葉はうつりかわるが


幻想郷でいろいろ厄介になるのが語学でありまして、一応隔離地域故の方言やらいろいろな要素が結構面倒であります。
もっとも幻想郷は皆が想像している以上に標準語が使われるようになっています。
たとえばネット転載天狗がなぜ念写が使えるのかにも直結しております。


この前も外の世界で幻想郷の言葉が出てしまって地方の方言が出てしまったと言ってしまいましたが、
今日テレビなどで平準化した語学において言葉の微妙な違いはちょっとしたストレスになっていますし、
これまでも意味が変わっている言葉の話を書いたことがありましたが、意味が反転しているなんてことも
結構あったりします。これが結構ストレスです。


しかしながら隔離世界であるはずの幻想郷がここまで顕界の言葉に対して貪欲に取り込むのはなぜなのでしょうか。
これには幻想郷ならではの事情があります。
それは呪詛の問題です。昔の言葉は呪詛が混じりやすく可能な限り新しい言葉を使って呪詛が混じるのを
防がないといけないのです。


そのため必要なことは顕界の言葉を徹底的に取り込むことにあります。
結果的に幻想郷ではちょっと変だけど顕界の言葉が通じてしまうという謎の現象が起こるわけです。
しかし、基本的に呪詛に厳しい妖怪から先に伝播するというのが不思議な気持ちにさせられます。


ある妖怪は人の言葉は移り変わるから都度修正するのが当然と言ってましたから
案外そんな感じなのかもしれません。
ちなみにあそこではナウいって言葉が呪詛に登録されているので何ともいわんともしがたい気分になるわけであります。