□月 ●日  No2329 幻想医療事情


黒谷ヤマメ女史による幻想郷の医療の話はとても参考になります。
そこで語られるのが想像以上に幻想郷の医療はある部分では進んでいるということです。
たとえば風邪なんかはそうなんですが、風邪を制御するのは比較的容易だったりします。


幻想郷が明治期に分離できたのは何故か、実は明治とは西洋の知識が入ることで
病気が実はウイルスなどによって発生する場合があることが知られるようになった
時期でもあるのですね。
これまでは、病気の正体を説明しようとしても病気の正体を知っている者が
黒幕だとされて下手をすれば退治の対象にされていた。
それが間違いだと分かった時には既にテクノロジは特定の場所に独占されているのが実情のようです。


幻想郷と顕界の違いと言えば、たとえば外科手術はやっぱり顕界のほうが進んでいます。
魔術で体の一部を取り出すのはやっぱり難しいと言えます。
取り出せても予後がうまくいかない場合が多いです。
ただし顕界で外科手術での治療を行っていても幻想郷では違うケースもあります。
ややこしいですね。


寿命を延ばすというのは幻想郷では比較的楽ではあるらしいのですが
食糧の問題があるのでかなり厳しいと言わざるを得ないみたいです。
博麗の巫女を養うのだって結構なお金がかかりますからね。
本当に。