□月 ●日  No2397 幻想書籍


幻想郷に流れ着く本というのは色々難しいものがありまして大量流通が極めて困難だったりします。
大体の場合。使えそうな学術書の類や実用書は変に幻想入りしないためでして、幻想郷に必要な
書籍ほど実は顕界でも流通量が少ないと言う謎の事態になっているわけです。


なので本をたくさん持っているというのはそれだけでアドバンテージであると言えます。
紅魔館は幻想郷に行く際に事前にこの情報を持っていたのか大量の蔵書を従えてきました。
香霖堂はというとこれが何とも言えないやり方でありますが、捨てられたエロ本を発掘するかのような
やり方で本を持って帰るのです。
それ自体はあまり問題視しておりませんが、実際のところは本人にとって実用的な本は
きちんと持ち帰っております実用的なってところは色々コメントしがたいですが
実際そんな感じです。


幻想郷でいけそうな書類を自前で作っている人がおりまして、かつて顕界に住んでいた人が
それを担っているのが面白いです。
そういう人は結構貴重なので重宝されてます。人気天狗新聞がその辺の人をゴーストライターにしている
という話を聞いたことがあります。これはこれで最悪ですがいつかはばれるでしょう。
我々がよく見る文々。とかを描いている人はその点マシでして
自分で自分の言葉で書いているのが清々しいです。 一種公害みたいな人ですがね。


なので基本的に本は貸本がメインです。価格も貸本なのに買うくらいは掛かります
顕界には感謝です。私たちはというと端末で見ることが多いです。
本は基本的に撮影したのち、デジタル化が基本なのです。
あぶりだしとか色々仕掛けがあるとアウトですがそれが一番のようです。


あと貸本だからと言って解読屋の貸本を借りるのは色々危ないのでやめましょう。
あそこは、まあ お察しってことで。