□月 ●日  No2559 新陳代謝しましょう


幻想郷で幾つかの問題が起こるとしたらそれは新陳代謝の問題だと思われる。
来るもの拒まずという思想は新陳代謝を目指すための手段であり
どんな分野でも新陳代謝が崩壊すると、富の集中が起こったり
社会不安になったりするものである。


幻想郷で新陳代謝と言う中で最たるものはなんといっても交代される博麗の巫女
ではないだろうか。幻想郷のヒエラルキーの最上位に居る存在が寿命に
ボーナスを与えられず一定期間ごとに入れ替わるようにするということは
幻想郷にとってとても重要な要素であると考えられている。


もっとも博麗の巫女はそれなりの能力や才能が必要となるし、それがどのタイミングで
出現するかわからない。したがって彼女を生活面レベルで守ると言うのが
とても大切になるのだと言う。
実際問題として、幻想郷の生活水準では博麗の巫女といえど病死で早くに
命を亡くす可能性がとても高い。
ただでさえでも色々なものを酷使している(この点自称現人神は割と科学的に
この問題を解決している)ため、いつ死神からおいでおいでされてもおかしくないのだ。


そんなわけで彼女の寿命を注視しつつ、新たな巫女が出現するまで
博麗の巫女は全力で守るというのが実態なのである。
概ねコメのかたちで。


ちなみに
浅間のように巫女の補欠もいるわけだが、こちらは年齢的に無理がありすぎるので
実に残念だが無理と言うしかない。