□月 ●日  No4431 宗教裁判が幻想郷に行かないのはそういうことでして


 宗教裁判というのがありまして、まあ結構酷いように扱われていますが
 まあ言っちまうと、本職の魔女にとっては結構ありがたい制度だったとかという
 話をエレン先生に聞いたわけですよ。
 これ、疑いがあったら、素直に境界に恭順すればだいたいなんとかなったらしい。
 本当に疑いの相手かどうかなんて関係ないんだとかで、しかも相手は
 判事でもあり検察官でもあったから、そいつを制圧すれば簡単になかったことにできるんだと。


 それって弱者に対して最悪なんではないですかって尋ねたところ
 実際そんな感じだったという話で、なんだかなあというしかないんだとか。
 ぶっちゃけ内心や事実はそうでなくても、教会の教えに逆らうのを
 弾圧する所謂秘密警察みたいなもんだったとかで
 実際に妖怪変化や魔女なんかは彼らの活動を共有して都合のいい答えを用いたり
 しているんだと。


 と、まあ、
 この辺の話は顕界でも現代についても行われているとかで
 中世がどうとかって話ではないそうなので、注意が必要だと。
 ここ最近は本当に魔女を殺害する警察もいるんだそうです。
 朝倉とか現代に生きている魔女とかはどうなんだろと思うのですけどね。