■月 ●日  No5133

 ここ最近は月面人にも色々予算がついている。
 それはいい、だがこの予算の使い方はなんなんだ。
 ほとんどがサブスクリプション契約である。
 たとえば会員制スーパーの会員券、意地でもジャンクフードを輸入したい
 綿月妹なんと、会員制スーパーのルートでジャンクフードを輸入する
 暴挙に出ていた。もう途中であきらめた。

 ほかにもゲームパスやらビデオ契約とかもう滅茶苦茶である。
 これが可能になったのが衛星を用いた高速ネット通信である。
 月面の脅威が薄まったことで高速ネット通信が現実になってきたのだ。
 しかも通信帯域の大半は海底ケーブルの代わりとして運用されるもので
 決して問題にならない。
 
 さらに連中がクソなのは仮想通貨にも参入していたことだった。
 奴らの強大な科学力で高速採掘をかましていたのである。
 まあ、専用の機材じゃなくて奴らに言わせれば電卓級の小型計算機を
 使っていると主張しているのだが、それだって顕界のブレードサーバーより
 超高速である。
 おかげで仮想通貨の価値はここ最近安定基調だとか。
 ここまでくると頭痛が痛い。

 アメリカン仕様のピザを月面侵攻用だったはずの列車や
 コスト削減のために復元された紅魔館ロケットを
 投入して送る事態になっていて私としてはコメントしがたい
 何かになっている。