■月 ●日  No5637

 お菓子問題案件。集落や町には一応お菓子類はあるのだが、そのほとんどが
 お団子とかその手のもので、洋菓子なんてほぼ不可能であることは言っておきたい。

 自称現人神の家ならある程度それは可能だ。電動の調理器具があるのはそれだけで強い。
 そんな自称現人神の家、ついに冷蔵庫と冷凍専用機が3台くらいになっている。
 これは、決して特殊な事情ではなく、冬になると容易に陸の孤島になって
 食べ物が届かなくなるからである。我々が配送すればよいのだろうがそれだって
 限界はあるから、暖かくなって道が通じるようになってからは
 備蓄をくりかえすのである。
  
 お菓子の話に戻すと、お菓子の材料の大半が要冷蔵なのでお菓子の材料が
 おのずと自称現人神の家に集まるのである。おかげで冷蔵庫が仰々しい。
 牛乳とかは長期保存できないため、かなり大変である。
 さすがに加工乳以外に利用できない。

 ちょうど自称現人神がきたころ、輸送用スペルカードにクール仕様が
 追加されたので生鮮食品が輸送可能になるという大きなパラダイムシフトがあった。
 これも博麗の巫女が氷妖精を退治買収したおかげである。

 後になって考えたが決してあの件はやすあがりなんかじゃなくて
 本当に特別な食べ物だったんだなあと。

 まあ幻想郷でお菓子が入るって結構大変だって話。だから再梱包して
 顕界の食べ物を直接送っていたわけだね。