■月 ●日 No5731
いいかお前ら、いくら紅魔館の連中が美人ぞろいだからといって
危険度はかなり高いんだ。そうしなきゃ割と早くあの世へ
ゴーツーヘルできるぞ。
という話も今は昔。今じゃ、ある程度阿吽の呼吸が成り立っていて
普通にうちの職員が出入りできるようになっている。
危険度最悪のはずの妹様でさえ、食べ物の魔力には抗えず、最近は
自分のところに遊びに来る友人たちにお菓子をごちそうしてその反応を楽しむという
動きになっている。
いいことではあるのだが、妖怪としての威厳はほぼゼロになった。
一方で幻想郷に行ってはいけないものがちらほら出だして
顕界では幻想入りしたにもかかわらず、汚染原因になるという名目で
幻想郷内部で扱いが宙に浮いた商品群が出現している。
処理に困ったアイテム類はとりあえず所定の場所に移動されてどうするかを
検討しているのだが、汚染物質を幻想郷に入れてとりあえず呪いって
ことにするのも限界があるのだ。
さすがに幻想郷の主要施設類にゴミ類を押し付けるわけにもいかず
隙間妖怪が対応に困っている。
もう捨てるしかないんだけどね。