■月 ●日  No5732

 顕界の中には妖怪が住みづらい場所ってのがある。特に変な思想によって
 神はおらんとか言っているところでして。
 この手の思想の困ったところは神はおらんが、実質的な神は俺だって主張する団体がいるって
 ことでありましてね。いわゆる個人崇拝の類なわけ。
 それでそこに住んでいる妖怪が幻想郷に亡命って結構ある話だったりするんですよね。

 もちろんそういう場所でもちゃっかり市民権を得た妖怪もいるんだけど、最近じゃ
 外国人が在野の妖怪を再発見してそいつをキャラクター化して、さらに
 現地で再輸入後、さらなる魔改造を施されるって流れも増えております。
 最近ではそこにゲーム関連のどこのよくわからないパクリ系がが加わりいささかカオスです。

 さて、この傾向ですがどういうわけか、幻想郷にも地味に影響が出ます。
 例えば特定妖怪の体型が変わったり、やたら長身になるとかそんな感じです。
 こうなってくるともう面倒なので帽子とかアクセサリーで判別するってことが
 横行します。というか判別するためにあの珍妙な衣服なんです。

 もう割と限界です。