■月 ●日  No5797

 今から四半世紀前のお話。顕界では超能力がブームになってまして、映像的に映える
 超能力が席巻、んでこいつを使えるようになろうと新興宗教が大流行していたという
 時期がありました。まあ結末はテロ集団化からの自滅であり、まあそりゃそうなるよねと。
 
 さてそんな超能力ですが、実態の話をするとみんな幻滅します。
 だって地味なんだもん。でも暗殺には使えるっていうんでそれなりに運用されていたようです。
 まあいいところ脳溢血で人を殺すっていうんですけど、これだって十分な出血が
 でなくてあまり効果がないし、無理やり脳溢血起こすから緊急手術で対応もできる。
 健康寿命を縮める効果はあるが、それ以上は使えない。

 それよりVXとかポロニウム使ったほうが効果が高いという真実がありまして
 そりゃ誰も使わんわ。コストばっかりかかるしコントロールできないし
 控えめに言ってゴミってすぐになりました。

 スペルカードはこうした能力に指向性を持たせてもうちょっと使えるようにしていますが
 それだっていろいろ微妙であることは間違いわけです。ダメだこりゃ。