■月 ●日  No5864

 よく対犯罪組織的なやつで妖怪相手専用の組織みたいなネタのフィクションが
 ありますが現代ではもうその辺が廃れているって話。
 まず基本として、現代の科学捜査で妖怪だろうが人間だろうが普通に犯人が
 わかってしまうってのがある。相手が妖怪であっても社会サービスを得るために
 結局は顕界のインフラを使うしかないから普通に逮捕もできる。
 
 妖怪相手なら拘置所は機能しないのか?
 まずない、だいたい雑居房とかに入ったら、みんなの監視が働いて
 ほとんど能力も利用できない。そもそも論として、疑似スペルカードみたいに
 魔力を固着させる手続きがなきゃ、できないし、それを実現するには
 結局施設がいるっていうんで、ほとんど意味なし。

 能力を持っている妖怪は殆どどこかにやとわれていて普通に稼いでいるから
 強いていうならインターポールとかにその手の犯罪に強い人が数人いるだけで
 何とかなってしまうし、それすらあまり表ざたにならないというかみんなコスパ
 悪いの知っているからやらんという。
 
 悲しいと思っちゃいけない。だいたいこんなもんですよ今の妖怪の界隈って。