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■月　●日　　No5865

　妖怪とかの犯罪が人間と同じまたはそれ以下という現状のある顕界ですが
　霊能局の仕事はほぼ儀礼です。んで儀礼をしたときにほかの妖怪に
　負荷がかからないかとか、コンプラ的に問題ないかとかそういう仕事を
　しているのが本当のお仕事です。
　
　たまに小兎姫や櫻崎さんのような荒事が得意な人がいますが、そいつらが
　少数精鋭でなんとかなるのは、単にその程度の案件発生頻度だからです。
　米帝とかになると、ちょっと色々な理由でそういうのが社会的な問題に
　なっていましたが、謂れを防ぐためにモダニズムを流行らせたまではよかったが
　妖怪からも人間からも住みずらい認定されて、結局集合住宅が
　爆破解体されるって一幕がありましたが、もうお分かりだと思いますが
　妖怪退治は顕界の技術である爆破解体で何とかなっている通り
　なんですよ。

　んじゃ何で小兎姫みたいな人がいるかって言ったら　そりゃあーた
　この国じゃ爆破解体できないから人知れず退治しないとダメな
　やつは対応するっきゃないってことですよ。
　因みに退治後は普通に逮捕して、きちんと令状だしているのは
　公然の秘密です。