■月 ●日  No5880

 魂魄は一応は幽居したことになっているやべえおっさんである。
 現代の御庭番から姿を隠すために、外見まで魔改造している。
 おかげで見た目はナイスミドルである。あくまで見た目は。
 こいつらとつるんでいたと言われているのが、霊能局の局長と、黄昏酒場バーテンダーだ。
 こいつらも相当の実力者だ。海千山千の戦い方ができるエキスパートだ。

 そんな魂魄の弾幕がなぜかドローンである。もうわけがわからん。
 攻守両用の合理的武器だという。なにせドローンも自前で攻撃可能だ。
 一方的に不意打ちをしまくる魂魄らしいひっでえ戦術だと思う。

 それでだな、なんでこんな話をするかって言ったら、このドローン
 一台一台が視覚と繋がっていてさらに死角がないって誉めていたら
 どうもこいつの使用用途が覗きと判明して色々コメントしがたい
 サムシングに襲われたってわけだ。

 まあ覗きで使っているのは概ね間違っていない。だがこれはあくまで
 索敵が目的である。索敵範囲を広めたり、相手の侵攻を
 一時的に食い止めることも可能だ。ゆえに魂魄のスペルカードの有効時間は
 驚異の10分である。また有効時間オーバーでもバッテリーが続く限りは
 活動もできるというトンデモ仕様だ。

 まあ問題は普段の行いだな。