■月 ●日  No5918
 
  学校でオカルト関連の実験をするというのはとても危険だ。
 岡崎先生がいるところでさえ事故対策でかなり気を配っていることは
 すぐに見て取れる。岡崎先生は確かに資金難だったが、事故防止のための
 行動は怠りがなかった。これがうちの会社で正式採用となった理由でもある。
 
 ところが今回、学校内でオカルト関連で事故が起こってしまった。
 この手の同好会とかは細心の注意を払うことが決まっているのだが
 見事に無視されていた。学校の部活なら学校の先生がある程度ノウハウを
 持っているのだが、ここ最近部活動のアウトソーシングが行われているらしいと
 岡崎先生から聞いている。かなり世知辛い話だが、学校の先生に求められることが
 増えているので当然の流れだとも言われた。

 つまり問題は引継ぎ不足である。
 案の定、かなり事態はやばいレベルになっていた。霊能局の連中といっても
 荒事担当すらちょっとこれはデカい案件になっていて対応に追われている。
 まあ応援に駆り出されたんだが、よくもまあここまで手遅れにしてくれたわと
 逆に感心したわ。
 
 怪異のオンパレードで、対処が見事に困難になってやんの。
 さすがに岡崎先生を前線に送れないので、怪異が起こっている場所ならコンティニュー
 無限の自分で突入して、随時戦力を投入ということなんだが
 なんでほろ酔いの浅間なんだ。