■月 ●日  No5927

 幻想郷にいますと確実にマヒするのが妖怪関連です。
 はっきり言いましょう。人間のほうが怖いってなります。建物の中に妖怪が住んでるくらいなら
 だいたい問題はありません。問題を起こしそうな連中がいたらそいつとは意思疎通も可能なので
 それなりに理解を示すことも実は可能です。
 だけどさ人間はそうもいかないというかね、妖怪だと思っていたらそいつが人間でしたって
 パターンがあるらしいです。

 で、問題になるのが我々はマヒしているってことです。幽霊だと思ってしまい
 存在を見なかったことにしてしまうのです。
 厄介な問題です。なお人間だとばれた場合ですが

 
 あ、うん、今日新人として入ったのがそういう人です。
 キミ、マジで期待されているよ。だってさ、そういうの平気な人の家に侵入していて
 住み着いていたんでしょ。マジで有望だよ。だってうちらそれなりの訓練しているのに
 そこで暮らせたんでしょ。マジで有能。

 本人は警察に突き出されると思っていたのですがまさかの条件提示からの
 雇用契約で相手のほうが目を真ん丸としてからのギャラを見て
 卒倒していました。まあそりゃね、滅茶苦茶高いからね。
 まあ安全とは限らないアットホームな職場ではありますが、この人物の能力はすごいよ。
 
 年齢が58歳という話でしたが、速攻アンチエイジングしてやったそうな。
 困惑していたけど知ったこっちゃねえ。警察突き出されるよりまし。
 寧ろ期待の新人です。