■月 ●日  No6021

 幻想郷の妖怪の特徴として帽子がある。帽子をかぶるのは妖怪としての謂れためもあるが
 もっと重要な意味がある。それが空間識失調という問題。
 これは顕界であっても事故の原因になるかなり危険なものだ。

 自称現人神などある程度支援機構がしっかりしている場合はコンパスなどを使用するケースもあるが
 一番簡単なのが帽子だ。ひっくり返って飛行すれば、帽子が頭から離れてしまう。
 それで空間識失調を起こしていることを比較的容易に認識できるわけだ。
 防止の中にちょっとしたものを入れているケースもある。あるのが帽子の中に魔力電池を内蔵するもの。
 電池と言っても宝石の姿をしているケースである。飾りになっていることが多い。

 自称現人神は最新技術で空間識失調対策をしているが、空間識失調を検知した場合はその場に
 とどまるように訓練されている。
 霧雨のご息女はその辺が不足しているために帽子をサブにしているってわけだ。
 空間識失調対策に昼間しか飛ばないって方法もあるけどね。