■月 ●日  No6083

 よく言われることだが、魔法なんてありえない、タネも仕掛けもないものはあり得ないって
 いうんですよ。特に新人さん、初めて魔法を見る人に言われます。
 いや、普通にタネも仕掛けもありますから。
 寧ろ、なんでタネも仕掛けもないと断言できるんだって云えます。
 
 魔法を戦争に使わないのは合理性がないという意見がありますが、
 私に言わせれば属人的すぎて使えないが答えです。朝倉の意見でもありますが
 属人的だから術者が容易に特定されてしまう、誰がどこの陣営にいるのか特定できると
 いうのが実態です。第一、妖怪たちは自分たちの利益のため変に人間に手を貸しません。
 貸すような奴は三下扱いでいいのです。

 個人的に幻想郷で使わない限り魔法は滅茶苦茶効率が悪いというのが実情ですね。
 強いていうならフレアの代わりに運用とか利用方法はかなり限定されます。
 銃火器の方が弾速が早いから身体能力の高い妖怪は早々に近代兵器を使いこなして
 戦っていますからね。小兎姫とか冴月さんとか魂魄とかはその類というわけです。

 科学をやっているから魔術が云々っていうのは割と思考停止だと思っています。
 やっていることは概ね同じであり、あとは魔法の場合は疑似科学と混同されやすいってのを
 注意するってくらいだと思います。はい。