■月 ●日  No6087

 いわゆる人外が人間の模倣をするってありますが、実際のところそこまで話が単純じゃないです。
 ちょっと精度が低いだけでものすごい違和感がでるそうで、こうなると普段から人間の姿したほうが
 マシってなるようです。妖怪にとって人間の体はかなりキッツいです。
 
 関節が自由が動きすぎるってのがつらいらしい。んで、自分の体に慣れるまではそれはもう
 珍妙な動きになるんだとかで、慣れるまでくそ時間がかかると。
 だからと言って魔法で強引に強制するとオーバーヘッドが出てとっさに動けないんだとか。
 
 このオーバーヘッドでよくあるのが交通事故
 とっさに動けないから横断歩道を渡ったときに途中で動けなくなるってこともあるとか
 一方で超人的な動きでカバーすることもできるがその時はブリッジ状態で移動とか
 それ暴走時のヴィヴィットみたいじゃないか状態
 
 なので結局のところ普段から人間の姿になってその可動範囲に慣れたほうがマシって
 ことになっているんだとか。とても難儀だと思うんだけど、妖精すらそういう動きをしているんで
 そりゃ大変だよねと。実際のところ人間用に使える道具が便利すぎて人間型になったほうが
 楽だよねってのが共通見解らしいですはい。