■月 ●日  No6117

 デスゲームを主宰する者にとって霊能局の連中はクソ以外の何物でもない。
 彼らは人間を支配する事で妖怪としての存在意義を確保する連中であり
 金を餌にして人間を集めるという代物で、いわゆる大規模施設型妖怪とか
 組織型妖怪とかがやってると言われる。
 タイプは色々あるってことだね。

 だからこそ、彼らを取り締まるのは霊能局の連中ってことになる。
 というか対妖怪装備を搭載した特殊部隊というのが実態だと思う。
 んでどうも私は連中からはトリガーって言われているらしい。
 つまりまかり間違って攫ったりしたらもう悲惨なことになるってことです。
 
 ではなぜ私がここまで巻き込まれるかというと、霊感体質とかではなく
 霊的に危険な場所をわざと歩くからです。通常ならそれは偶然なのですが
 私がやるとほぼ必然となります。だってね、私攫われるとキックバックが入るんですよ。
 これが会社で認められている副業になっていて、一日拘束されるけど
 礼金でコンピューターが買えるわけよ。めちゃおいしい。

 あとで税金の対応をしないとダメなんだけどたとえばレンコなんかは
 それを利用して滅茶苦茶荒稼ぎしているわけですよ。
 本当にやばそうな人間は回避するか、通報するかしているわけですね。

 というわけでちょっとしたお小遣いをもらったって話でした。