■月 ●日  No6207

 米帝における妖怪の立ち位置はとても微妙です。特殊能力は低く評価される特性があります。
 これはわざとでありまして、こうしないとちょっとした能力が危険視されてしまいます。
 最近は我が国の漫画のせいでちょっとした能力もカッコいいって評価になりつつありまして
 価値観の変化を感じます。脅威ではなくカッコいいになる分にはよいのです。
 扱いはギフテッドの類になるのです。

 厄介なのは人間の姿をしていないタイプで彼らは駆除対象になるのが米帝の特徴です。
 逆を言うと人間の姿になっていればなんとでもなる。なんとでもなるのですが
 銃で撃たれる危険性が跳ね上がる。その意味では難儀ではあるんです。

 とにかく米帝では地方のあちこちに幽霊の処理業者があって技術的にも
 確立されている。専用の自動車があって扱い的には配管工と変わらない。
 幽霊を見つけたらとりあえず電話して駆除会社呼んでくださいみたいなもん。
 我が国だったら害虫駆除みたいな扱いですね。

 このように妖怪の扱いは国によって異なります。
 米帝の場合はそうですが、共産圏なんかは割と政治の中枢に入り込んでいて
 色々暗躍しているって話もありますね。