2007-06-28から1日間の記事一覧

○月 □日  No131 朝倉理香子の手記

雨がしとしと降っていやになります。 里香さんと顔を合わせる。 もう新入社員を食ったかと聞かれて、まだと答えたら 私も狙うと宣言してきた。プンチュカ 試作の戦車丸ごと地獄に叩き付けたい気分だけど、地獄に行ってもここは幻想郷。 あっさり帰還されて終…

□月 ○日  No 137 博麗大結界は日々進化する 

幻想郷の結界の大改装に伴い、外の世界から結界形成のための装備一式が次から次へと届いている。 通常は列車を使う我々の業務も、巨大な装置が絡んでくると船を使うことになる。 巨大タンカーに偽装されたものであるが、突貫工事によりついに完成を見た。 中…

■月 ●日 No 136 どういう意味だろう

社員研修 12〜14歳くらいの幻想郷在住の女の子が、突然家出した。 保護を試みても彼女の性格上すぐに逃げられてしまう。 この状況下で幻想郷で一人で生活するために必要な行動アレイを述べよ。 ってのが宿題に出されたわけだが、マジで解けない。 文面に…

■月 ●日 No 135 朝倉理香子は有名人である

藤原妹紅は炎のスペルカードを使用する。 このスペルカードは業火という言霊が表すとおりきわめてリスキーな代物である。 自爆の可能性が常に付きまとうのだ。 不死身の彼女だからこそ取り扱うことができるカードともいえる。 彼女のスペルカード射検は朝倉…

☆月 ●日 No 134 仙人に関する問題発言

幻想郷には仙人と呼ばれる人がいる。 概ね仙人とは世間とは隔絶されたところに棲んでいて 自己の考察に時間を費やしたりしているが、私に言わせれば、無職を体よく言っただけの存在である。 ただし、昔の仙人には知識人も含まれていた。 知識人はたまに村の…

☆月 ■日 No 133 阿礼乙女に関すること

すべての事象は、観察者によって大きく変わる。 阿礼乙女のレポートもまた例外ではない。 困ったことに幻想郷の情報や種族に関する情報は正確ではあるものの人物に関しては非常に偏った見方をしている。 我々は幸い彼女のレポートに掲載されることはない。 …

☆月 ●日 おまけ No 132 傀儡

玄爺は傀儡(くぐつ)使いでもある。 彼が活動する上で効率が良いようにと作られた人間そっくりの人形である。 そんな傀儡は、もうすでに外の世界にも幻想郷にもかなりの数が配備されていたことが最近わかった。 ところで、今日輸送している傀儡なのだが、明…

■月 ■日 No 130 友人として忠告したが

私は友人として香霖に警告しないといけない。 「ザナドゥ」とは「幻想郷」という意味で人の名前ではないことを。 ヤマザナドゥなら、幻想郷管轄のヤマ(閻魔)である。 彼女には確か映姫という名前があった筈だ。 ボスが姫ちゃん姫ちゃんと言うから社内では…