☆月 ●日 No 134 仙人に関する問題発言


幻想郷には仙人と呼ばれる人がいる。 概ね仙人とは世間とは隔絶されたところに棲んでいて
自己の考察に時間を費やしたりしているが、私に言わせれば、無職を体よく言っただけの存在である。
ただし、昔の仙人には知識人も含まれていた。 知識人はたまに村の人たちに呼ばれて知恵を与え、理解されたら崇められ
されなかったらとぼとぼと住処に戻る存在である。
さて、国民総仙人のような幻想郷においての仙人とはどういうものだろうか? ボスがこう定義している。
我々の世界から送られている物資に頼らないで生活している一派。 
つまるところすべての物資を自給自足で賄おうとしている人たちを仙人と定義しているわけである。
幻想郷では本当にそういう人たちを仙人と言っているのかはわからない。
阿礼乙女のレポートを読んでも書いてあることは矛盾が多くてとても理解が難しい。


もっとも我々に一般人と仙人を区別する術は無く
普段から接している人たちも仙人のような生活を送っている人は多々いる。
ただ、幻想郷の人間を食べないという妖怪たちの契約の中で外の世界の人間と区別するのに苦労するのが
仙人だったりするのだ。 
自分の好きなように生きるのは結構だが、他人に迷惑をかけている事実を忘れて自分ひとりで生きている気になっている
おめでたい人たちと断ずるしかない。 


よくルーミアがこいつは食べていい人間か? と聞くのはそういう事情があるかららしい。