ふと射検場を見たら何故かワタツキ妹の姿を見かける。
と思ったらコスプレした朝倉だった。 朝からなんか酷いものを見た気がする。
イベントは終わったのだからコスプレは自重したほうがいいと言ったら、
刀のような物体に閉じ込められてしまった。
祇園様の力と言われたが、個人的にはだからなんだと言いたい。
朝倉は実験は成功したと言って喜んでいる。 それって流れ弾に当ったら死ねるということか。
勘弁して欲しい。 とにかく彼女の計画は成功を収めたようだ。
どうやら霧雨のご息女がワタツキ妹にカードバトルを挑むこと、それこそが最初から朝倉の目的だったようである。
霧雨のご息女が持っている八卦炉の中に相手が使ったスペルカードの内容を吸い出す回路が入っていたようだ。
八卦炉は回収されて内容が解析された。 だからみんなと戦う必要があったし、勝ち負けなんて関係がなかったようだ。
お陰で色々な神様を呼び出す正式な方法まで判明したわけだ。
それでどんな神様を呼び出すのかと訪ねると、ここでは書きたくないような低次元の発想しかなくて
いろいろ泣けた。 神様の運用は自称現人神などに委託するのがいいのではと本気で思った。
しかし朝倉に言わせるとワタツキのスペルカードは大容量すぎてコピーは不完全だったらしい。
どうやってカード内にあれだけの機能を盛り込むことができたのかは未だに謎なのだそうだ。
そうでなければヴァンパイアの主人を倒すことも敵わないのは確かだ。
新型スペルカードの仕様も固まったらしい。
冴月が使っているカードの仕様が一部盛り込まれて、物質系弾幕を投入することが出来るようになったらしい。
今までエネルギー体だけだった弾幕が武器を搭載するようになったのは大きな進歩と言えるだろう。
河童がカードを工具箱みたいにつかいたいと言っていた。
工具が弾幕になって散乱しそうな気がした。
