□月 ●日  No1432 6回チェンジしたらヤクザが来たでござるの巻


会社で自己啓発もどきの研修があったこの日。
自分の殻を破れという言葉に反応した魂魄がしきりに幻想郷での風俗に一度は行くべきだと主張するのでとうとう根負けする。
外地でこの手の施設を利用した場合性病が怖いのだが、いざとなったら薬屋でも
利用すればいいと言われて、確かに幻想郷よりも安心ではないかと思い至った次第。


ここで幻想郷での風俗事情を改めて紹介したいと思う。
今回、魂魄が紹介したのは所謂遊女を買うタイプのお店である。
お金は掛かるが安全性は高い。
庶民が行くとすると、宿場町の給仕兼売春なんていう飯盛女あたりが一般的だ。


幻想郷は想像以上に貞操観念が低い。
過去に春を売っていたという事実を隠して結婚したところでお咎めはなかった。
それでも海外から流入した妖怪達の活動によりかなりマシになった。
なにしろ大師様のところでさえ売春関係を禁じていないのだから恐れ入る。
ムラサ船長にそこのことろを聞いたら、春を売らないと暮らせない人が居るのだから
寧ろ当然と言われた。


私も男だし、幻想郷の風俗に興味がないわけじゃないわけで。
魂魄が良く行くというお店を紹介してもらって入った訳なのだが
リストをみて色々ぶっ飛ぶ。
なんと、妖怪のコスプレをした女の子のリストが書かれていた。
気分だけでも妖怪を支配できますと書かれており、色々コメントに窮する。
まるで私が妖怪達に抑圧されていると言いたげな内容である。


それにしても写真の衣服。どう見ても妖怪達からくすねてきたと思えないほど
再現度が高い。 いや本当に当社から盗んできたものかも知れない。
中身はどうせ違う人なのだろうが、色々な意味でとても参った。
誰を選んでも禄でもない結末しか待ってないような気がした。


結局誰を選んだかについては伏せておく。
ここでは大して重要ではない。
ヒントを書かせていただければ私は年下趣味ではないと言うことだ。
ましてやロリコンでない。 流石に妖精の衣服を着た女を抱くのはきつい。
いや、この拒否感の正体は。


なんかヤバイコスプレをしているあの人の姿が頭に浮かんで
とりあえずその辺から連想される人は悉く選択肢から排除したことだけは
強調しておく。 堪能はしたもののなんとなく釈然としないのは
気のせいじゃないだろう。 
あと言えることだが、遊郭の年齢層に封獣ぬえあたりの外観は
絶対似合わないことも付け加えておく、流石にいたたまれなくなって
それだけ替えて貰った。