□月 ●日  No1550 こういう人もいます


株式会社八雲商事。ここは幻想郷に物資を運ぶ会社である。
今回は趣向を変えて自分が紹介し切れていない会社の連中について適当に書いてみる。


メリーとレンコは同期入社。
あまり出てこないは後方支援のためだ。二人とも良い子なので早々に
結婚相手を見つけて寿退社しそうで困る。もっともうちの会社は
結婚しても仕事を続ける人が多い。この場合育児を妖怪に手伝わせると
大変なことになるのだが、それはそれだ。


技術部の連中は強烈なナードどもだ。
香霖も何でも修理しているのではなく技術部の連中に丸投げしていることも多い。
たまに変な仕様を入れてくる迷惑な奴らだ。
我々とはあまり接点はないが、明羅女史とかとは接点があるらしい。
一方的な接点だろうが。


こいつらが霧雨魔理沙八卦炉の改良を随時行っていると思うと色々胸が熱い。
秋姉妹の食料転送技術を八卦炉心に対応させた通称「餅スパーク」は被弾すると
相手の動きを遅くする鳥もちのような効果を発揮するようになっており
没った技術も改良されて現在では実用機能になっているのは流石と言わざる得ない。


コロンボはうちの会社ではかなりの古株だ。
うちのかみさんを連呼したり、テレビ番組のファンらしく身なりもそいつに
似せてきているのでその名がついた。
妖怪の精神攻撃に強くなるらしいのだが細かいところは分からない。
最近糖尿病の気があるらしく、毎日お弁当を持参している。
本当は薬屋に言えば治して貰えそうなのだが、薬は貰っているものの
服用していないようだ。 本人曰く、糖尿病対応のお弁当を作ってもらっているのに
自分が治したら、かみさんに申し訳が立たないだそうだ。


経理部の東村はうちの会社では有名な人物だ。
社内ではプロフェッサーというあだ名が付いている。
実際妖怪研究の第一人者でありながらたまたま配属されたところが経理部だったという
変わり種である。 もっとも経理の世界でお金を回すにしても結局は妖怪相手に
なるという事実があるので彼の配置は実は正しいことは後で分かったことだ。
地獄の霊魂の天敵と言われているようだがなぜそうなのかは分からない。


八雲商事の面子は沢山いる上、個性的な人も多いので色々紹介すると
それだけで終わってしまうが、今回はここまで。
個性的でないと妖怪に負けてしまうとは言え、サイコ扱いされるのだけは
勘弁して欲しい。