□月 ●日  No2238 あと もやし


冬に備えて食糧貯蔵を始める。幻想郷では冬になると本当に食糧が手に入りにくくなるので
この時期に食べ物を確実に保存しないと詰みます。柿は片っ端から干し柿に、イモは片っ端から干芋にしていきます。
魚は可能な限り燻製にします。八雲商事が食糧を運べばいいのではないかという意見もありますが、八雲商事のリソースでは
幻想郷住民の胃袋を満たすことは不可能と言っていいと思う。


地霊殿の主人が、高温の地下水を使った熱交換と所謂幻想郷版ビニールハウスを計画しているらしい。
ビニールハウスが出来れば、冬の食糧確保が少しでも有利になるとあって、全面的に協力する。
この場合気を付けないといけないのは地下水はあくまで熱交換のために利用することであり、
地下水をそのまま地面に流すと土地の特性が変わってしまうというどうにもこうにもなことになる。
配管を這わせてあくまで熱だけを拾い出すという手法が必要となるのである。

幻想郷版ビニールハウスで問題となるのが実のところビニールをどうするのかであり、
風を遮る結界でどうにかしようってことになりそうだが、意外と高コストになりそうで頭が痛い。
それでも冬にたべるものが確保できるというのはとても重要なことなので
なんとか実用化にこぎつけたいところである。


地下だと名産がカイワレ大根だと聞いているのでなんとかしたいところだ。




余談だが地霊殿の主人から苦情が来ているから書いておくが、彼女の人間反応がとても悪いというのは
真っ赤なウソである。言ってしまうとあの対応はまさに観測者の思考を反映した鏡である。
つまり彼女に対して友好度最悪ということは。 まあ何も言うまい。