□月 ●日  No2274 活動時間 活動限界


幻想郷において時計を持つってとても大切なことです。特に妖怪たちとアポイントメントを取るときとかは
相手の活動時間を正しく理解して行動しないと余計な手間がかかります。


たとえば昼間に起こすと割とみんな機嫌が悪くなります、ただ命蓮寺の連中は夜行性ではなく昼間活動する輩が多いようです。
三馬鹿も最近は夜型から昼型生活に変わっているようです。三馬鹿の一人が結構つらそうですが、
昼間は昼間でそれなりに幽霊の類は生きていられることが色々わかってコメントしがたいです。


意外と知られていないのが閻魔様の勤務時間。労働基準法みたいなものがあって執務時間が厳密に決められています。
ところがやるべき仕事量やノルマは決まっているのです。つまりどんなことがあっても仕事は時間中に終わらせるもので
残業などまかりならんというのが閻魔様のお仕事なのです。なので死神が仕事しないと彼女も立場が怪しくなるものですから
割とガチで殴りに来る次第であります。


幻想郷の連中の生活時間のうち把握しにくいのはやっぱりデストロイヤーたちです 彼女たちほど時間が読めないのもいないのですが
考えてみれば必要とあらば24時間年中無休なわけで彼女たちも彼女たちで結構大変だったりします。
そう考えると彼女たちもそれなり以上に仕事をしているってことになります。


先日、彼女たちの生産性を計算したら私たちとあまり変わらないという結果が出てしまったのですが
これは我々の方に問題があるのかそれとも彼女たちの報酬が多いのか
いずれにしても謎が多すぎますね。


意外に思われるかもしれませんが実は一番時間がルーズなのはメイド長だという話をヴァンパイアの主人から聞かされました。
時間停止に頼って結構ズルしているとのこと。昼寝の形跡を主人は見逃してはいないらしいです。もっとも拘束時間も長いので
それくらいは黙認されているというのが実情のようです。門板を笑ってはいられませんね。