□月 ●日  No2342 ドギューン


魔法を行使したり妖怪なら物理法則を捻じ曲げることができるという意見が散見されますがこれは悪質なデマです。
実際には物理法則を捻じ曲げるコストを考えれば乗っかるかハッタリかましたほうがコストが安いという
悲しい事実を聞いて何とも言えない気持ちになっていますがみなさんこんにちは。


当たり前かつ大変残念な話ですが妖怪たちの飛行ってまず音速を超えることはありません。
音速を超えますと衝撃波が発生しまして、体が崩壊します。肉片になりながら飛行するバカはおりません。
そもそも狭い幻想郷で音速を超えるメリットがありません。時速150キロメートル出ていれば十分ですし、そこまで早くても
バードストライクなどの危険がありますからそこまでスピードを上げる必要もありません。


超高速飛行というと天狗のイメージがありますが、音速突破なら一輪嬢あたりはよくやっているという話です。
雲山とのコンビネーションプレイが必須ですが、要するに雲山を錐状の姿に変えて衝撃波に対応したボディをつくるという具合です。
これでも大音響と呼吸機能の問題があるので、装着する衣服もそれ相応になるのだとか。
それなら素直に飛行機乗っておけというところですけどレーダーに映らないメリットがあるので結構大きいらしいです。


超音速の場合に起きる衝撃波もバカになりません。ハッキリ言いましてそんな飛行をしたら
妖怪たちが満足に飛行できません。それくらいの破壊力です。
仮に姿勢を保持できても鼓膜も破けますからその後の平衡感覚が狂いまず確実に墜落します。
なので幻想郷で超音速飛行は事実上制限されているというのが正しいです。
たまに実験で高速飛行に挑戦しているバカがいますがそれはそれです。


いくら死んでもOKな人がやってますからいいのですがね。